SHANTI LIFE blog

北海道移住yogaライフと世界一人旅の思い出と戯言ブログ

タイウェイゲストハウス・タカオさん〈旅の思い出・チェンマイ編①〉

もうすぐ内地(本州)に10日間ほど帰省します。

 

ってもまずは成田に飛んで

 

群馬まで友人?恩人?に会いに群馬まで行きます。

 

その人に会ったのは北タイ・チェンマイで。

 

今は無き日本人宿・タイウェイゲストハウスで。

 

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夕暮れの北タイ・チェンマイの旧市街のお堀

 

 

 

私の旅スタイルは一匹狼一人旅。

 

日本人宿にはめったに泊まらない、けど。

 

ミャンマーに行った時、到着空港で知り合った美和ちゃんに

 

超おススメされたのがタイウェイゲストハウス。

 

 

 

 

 

「超おすすめだからチェンマイに行くなら絶対ここいってね!」

 

って言われて行った宿は見た目が全然宿じゃなくって

 

宿の目の前何度も往復した(笑)

 

チェンマイの旧市街の中、チェンマイ門のすぐ近く、

 

荒れた茂み(そう見えた)を進むとボロアパートのような造りの宿。

 

それがタイウェイゲストハウス。

 

元軍人のタイ人の旦那さんウィさんと

 

大酒飲み日本人の奥さん、通称ノッケウさん

 

その娘当時3歳のやっちゃん

 

老犬・番犬?モモ

  

 

初めて泊まった日、早朝到着で宿に誰もおらず部屋に入るまで数時間待った挙句

 

掃除を待ってやっと入った部屋で巨大すぎるゴキブリが足の上を通過して

 

床に置いてあった私のバックパックの中に入ってって

 

ギャーギャー大騒ぎして。

 

今はそんなんじゃ騒がないな(笑)

 

でも最初の印象は最悪だったわ~~。

 

 

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美味しすぎるチェンマイ飯!!

 

 東南アジアの日本人宿では

 

武勇伝でもない武勇伝を自慢話にするオジイばかり。

 

 

ま~~~~~、よく喋るんだよね、ほんと。

 

 

だけどその人は、なんてゆうか雰囲気から違ってて

 

 口数少なく、話す言葉が静かで丁寧。

 

 

博学で物事をよく知ってるのに自慢はせずに

 

自分の知らないことは(っても大した事じゃないこと)

 

知らないことを正直に言って、話を聞くのがとっても上手。

 

 

そしていつも本を読んでた。

 

白髪で口ひげがとっても似合ってて、

 

お互いミャンマー帰りで話も合って。

 

お酒も大好きで。

 

毎夜毎夜宿のみんなで飲み会の宴になってた。

 

いってよかった~~。ここで何人の人と出会ったか。

 

そして出会った人とは今でも繋がってて仲良しです。

 

 

 

タイウェイゲストハウスはすごく楽しくて。

 

毎日誰かと目的無くどこかに行ったり、もしくは何もしなかったり。

 

そんなタイでの正しい過ごし方が気兼ねなく出来る宿で

 

宿から1分で朝は市場に行けて、安い酒屋があって夜は屋台街という好立地。

 

 

出会う人々はキャラが濃く、話が尽きることなく

 

毎夜毎夜夜遅くまで飲んでは隣の外人にめちゃ怒られたこともあったな。

 

チェンマイに行くってより

 

タイウェイに行くためにチェンマイに行ってました、私。

 

 

みんな冬になるとチェンマイに行く、そして再会しては飲んで遊んで語る。

 

その人も数年冬になるとチェンマイに数か月長期滞在する生活を送って

 

何度も静かな朝を一緒に過ごしたり、

 

山岳民族に精通しているから一緒に村を訪ね歩いたりして。

 

 

たくさん、たくさん話して。

 

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チェンマイのお寺

 

 

タカオさんっていいます、

 

昔は編集者の仕事をしていて翻訳家でもあって画家でもあったタカオさんは

 

いつも早朝誰も起きてない中、一人で宿の本を読んでる私に

 

好感を持ってくれたんだと思う。

 

オーストラリアの畑生活してから早起きが癖になり、

 

国外で活字中毒になって本に詳しい訳じゃないんだけど

 

スマホとかない時代だったから

 

移動中とかヒマすぎて本と旅する癖がついちゃって。

 

 

でもおかげでタカオさんと仲良くなるキッカケ出来たんだと思うの。

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チェンマイでいつ来るか分からないバスを待つ。

 

めんどくさい(マジで)オヤジが多い中、タカオさんは素敵すぎて

 

ゴリゴリ強者揃いのアラサーひとり旅女子達の憧れ。

 

ちなみにタカオさん70代(笑)

 

 

 

タカオさんは中国にも住んでたことあってヨーロッパで画家してた時もあって

 

英語もフランス語もイケちゃう。

 

でも「僕は読めるけれど話すのは苦手なんだ」とか言っちゃう!

 

 

 

タイで通算数か月一緒に過ごして、

 

日本でも、旅から帰ってきた時は群馬の山に尋ねにいって

 

外国の色んな場所からハガキを送った。

 

私が心の迷子になった時、心が弱った時、そんな時はメールを送って。

 

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カレン族の村に行った時タカオさんに盗み撮りされた朝の一コマ

 

元編集者だからって言うけど日本語の使い方がとても綺麗で

 

特に文字は表現が美しく、時にユーモアがあって、読ませ方を知ってるんだろうな。

 

 

タカオさんが翻訳した本ですごく好きなお勧めの本

リトル・トリー

子供から大人まで読めるネイティブインディアンの少年の物語

https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC+%E6%9C%AC&adgrpid=54018833940&gclid=Cj0KCQiAno_uBRC1ARIsAB496IWC69_vLDzZLtIs09Siu8TS2U7jHimZPa7fUzov89AXQ4u7Hl-kyDoaAo3xEALw_wcB&hvadid=338561423212&hvdev=c&hvlocphy=9053265&hvnetw=g&hvpos=1t1&hvqmt=e&hvrand=9160736091977274208&hvtargid=aud-759242200046%3Akwd-335218105381&hydadcr=16038_11170847&jp-ad-ap=0&tag=googhydr-22&ref=pd_sl_5c2cj5hsi2_e

 

本がきっかけで親しみ覚えて、お酒飲みかわして意気投合して

 

口では言えないことも、文字を交わすたびに親交は深くなったんだと思う。

 

 

 

体を壊してからはチェンマイに行くことも無くなって

 

日本で静かに緑に囲まれた中生活している。

 

そんな人工的な音のしない中、

 

庭の畑から野菜やハーブを取ってきたり

 

サンルームで本を眺めたり

 

コンクリートじゃない道をゆっくりゆっくり歩いて。

 

タカオさんと一緒にいると瞑想に似た癒しを感じるんだな。

 

 

再会が楽しみ。一年半ぶり。

 

 

数年前帰国した時に尋ねて早々に酒盛りしてしまって

 

次の日は二人ともちょっと二日酔いだった(笑)

 

 

タカオさんは私よりお酒強いからな~。

 

さすがに今は私より飲めないよね?

 

 

 

 

タカオさんはワインが一番好きなんだよね。

 

絶対にワインを用意してくれてるから

 

北海道からチーズを買って行こう。