旅の思い出〈イギリス編①〉
冬季アルバイトで新千歳空港に通ってます。
ニセコにスキーに行く外国人の空港出迎えの仕事です。
冬季限定だから季節労働だよね。
私は日本では大東島でサトウキビの仕事したり
阿嘉島でダイビングペンションで働いたり
石垣島のカフェバーで働いたり
礼文島で食堂のバイトしたり
小豆島で中居したり
etc...
そんなところに仕事に来る人なんて大抵普通の仕事してるわけないから
変わった人多いです(自分の事は差し置いて)
今回一緒の人で15歳上のおじさんがいます。
なんと私と同じ時期に岐阜から北海道に移住してきたの。すごい偶然!
昔ロンドンで働いてたことあったんだって。
テンション高め。
でも仕事できて頭もいい。
けど基本ふざけてて私好きです(笑)
私はイギリス住んだことないけど、
マンチェスターの友達の所に数週間お世話になったお陰で
イギリスのローカルライフ経験させてもらったから
イギリスの共通の話題や岐阜の話題(笑)
北海道移住の話題など
共通の話題多く仲良くやってます。
ってことでイギリス!
一般的なイギリスのイメージってなんだろう?
私は行く前のイメージ悪かったの。
ご飯まずい
物価高い
天気悪い
気取ったイギリス人
全部事実(笑)
はじめてワーホリで行ったオーストラリアで出会ったイギリス人のイメージ良くなかったし、仲良くなったイギリス人は大体イギリス(自国)の事嫌ってたんだ。
まぁ、だから海外に来てるんだし、なんせ私だって日本好きじゃなくてずっと海外いたりしたからまぁ、納得。
だからはじめ行きたくなかったんだよねぇ。
遊びにおいで!と強く言うから、まぁ、いくか~って行ったのが初めての渡英。
結局今までで3回入国してます。
全部トータルすると1か月半ほど滞在しました。
1.ご飯は確かにまずい。
分かったのは野菜が新鮮じゃないから美味しくはならないんだ。保存ものかソースに頼るしかなくなるからね。
けどオーストラリアでも食べたフィシュ&チップスはずっと美味しくないっておもってたけどウェールズの港町でたべたそれはめちゃ美味しかったし
ブリティッシュパブでの食事は味とかじゃなくてもあの雰囲気は私大好きです。
ブリティッシュブレックファスト(イギリスの朝食)も結構好き。
あと移民の国イギリスは本格的なインド料理や中東料理、マジでおいしい。
日本じゃなかなか味わえないもの揃ってます。
2.天気悪い
事実悪い。空は大抵灰色。そんで寒い。でも私は晴れ女だから。
晴れたイギリスは素晴らしく美しい。
雨が多いから緑が多いんだよ。
霧が深まり周りの木々が白と灰色の陰になって揺らめいて
とんでもなく美しかった。
雨あがりの水を含んだ緑の煌めきは控えめに輝いて
イギリスのビクトリア式の建物に映える。
春のイギリスは庭という庭に花が咲き乱れてすごくきれい。
3.物価高い
事実。高い。売ってるものは価値以上の値段。レストランもそう。
だけどイギリスの町並みは、ロンドン、ウェールズ、スコットランド、
一つの国じゃなくまさしく4つの国からなるもので、
あの世界観をこの目で見て
この足で立って、肌で感じて。
歴史も深くて、100年以上前のものが今も使われてるのは感動的だった。
マンチェスターで小さな図書館に連れて行ってもらった時の事。
表現力なくて恥ずかしいけど、まさしくハリーポッターの図書館そのものだった。
100年以上前に書かれた日本を旅した人の本を見せてもらえて
分厚く古いその本を慎重に一ページめくるたび
紙1枚1枚はがされる感覚が
歴史を1枚1枚遡る感覚とリンクして
とても重く、貴重な経験だった。
答え:物価は高いが行く価値アリ。
4.気取ったイギリス人
1か月半も過ごしたおかげで私のイギリス人嫌いは治って(笑)
(酔っぱらって騒ぐ感じは今でもうんざりするけど)
大嫌いだったイングリッシュアクセントも今では懐かしさを感じて
大好きになっちゃいました。
嫌いだったものがこーやって
知って知って、最後は好きになっちゃう。
私のインド好きもまさしくそれだ。
嫌いだったものが好きなものに変わるって
不幸が幸せになるってことよね。
生きてく過程でそーゆー事が増えていくってなんて幸せなプロセスなんだろうと思う。
イギリスの苦手意識を変えてくれたのは私の友人PHILで、
彼との出会いがなかったら私はきっと今でもイギリス人好きじゃない。
人との出会いはすごいね。
Thank you Phil.