誕生日 〈旅の思い出・フィジー、サモア編①〉
私事ではございますが昨日7月21日誕生日でした。
去年は北海道（日本）最北の島、礼文島で誕生日を迎え
二年連続北海道での誕生日であります。
放浪生活11年の私は毎年様々な国で誕生日を迎えてきました。
ネタにするしかないでしょ。
どれにしようか思い出していて一発目はコレだ。ってなった。
記念すべき（？）30歳を迎えた時のハナシ。
その時ニュージーランドにワーホリで1年住んでました。
バリスタとして働いてて、7月は冬休みで学校休み。
そして仕事も休み。
そう、7月に冬休みなんです。
南半球だから。
結構寒いよニュージーランド。
私は夏生まれだし、暑いところ大好きで冬を逃れて東南アジアとか逃げてたし
誕生日なのに寒いとかヤダ！！！
って思って冬休み2週間、南の島に飛ぶことにした。
真面目にCITYで働いてた自分にご褒美。
アイランダーのなんか協定？提携？みたいなのあるんだよね。
ニュージーランドから安く飛べます。
寒い冬から抜け出して常夏のフィジー！
決まった生活から抜け出してフィジー！！
離島に行ってダイビングして
昼間っからハンモックに揺られてビール飲んで
ってアイランドタイムを楽しんでたら
飛行機の日にち勘違いしてて
FLIGHT逃した（笑）
緩みすぎたね。。。。
それに気が付いたときはマジで目をこすった。
でも気づいた時点で飛行機もう昨日だったし（気づくの遅すぎ）
まぁ、諦めるよね。
旅人同士の会話で定番なのが次の目的地とかの話題なんだけど
「when you leave?」
いつフィジーでちゃうの？
「I don't know I missed my flight」
いや～、分かんないフライト逃しちゃって
「what?!」
マジで？！
みたいな会話で盛り上げといたよ（笑）
でもサモアで誕生日を迎えたかったんだよね。
そこで問題。
サモア行きのチケットを買いなおすか。
悩んだ末サモア行きのチケット買いなおした。
今行かなかったらサモアにもう行くことないだろうな～と思って。
でもチケット高くって。
唯一安めのチケットは7月21日の深夜3時とか。
イヤすぎる。。。
誕生日空港泊ってやつやん。
でも買った。
そして7月20日23時ごろみんなで飲んで歌って盛り上がってる中
後ろ髪引かれながら空港へ（涙）
フィジアンはめっちゃ音楽大好き。
ギターも歌もめっちゃ上手くて毎夜毎夜音楽で溢れる。
そんな中私数時間後誕生日だし
「なんでサモアなんか行くんだー」
「誕生日このままお祝いしよーよー」
みたいになってるのに一人空港行くのはほんとイヤよ。
いきなり静かになっちゃって。ひとりで楽しかったフィジーを去る。
空港でしょんぼりしながらイミグレーションへ。
フィジアンとは思えない冷静な冷たそうなイミグレの人が
しれーーーっと私のパスポートを眺める。
島国への出入国はちょっと緊張する。
ビザだったり、出国のチケットの提示求められたり。
基本素敵な笑顔を作ってイミグレに挑む。
冷ややかな顔でなにかフライト時間を聞かれて
冗談風に「そう、見て！私の誕生日にフライトなの」
って自分のパスポート指さしたら静かな顔が笑顔になって。
「仕事終わったらhappy birthday を言いに行くよ」
って言ってくれた。
すごいフィジーを去る寂しかった気持ちがHAPPYで溢れて
なんかそれだけで満たされてしまった。
満たされて満足して出国手続き終わらせての待機。
深夜3時までの待ち時間、一回寝るしかない。
記念すべき30歳、硬いベンチに横になって21日を迎える。。
でもなんか寝付けなくって見たくもないお土産みに行ったり散歩することにした。
意外と夢中に無駄な磁石とか眺めてたら
「Ms Nakamura」
って後ろから声かけられて、ビビった。
空港で苗字で呼ばれると何事かと思ってビビるものでした。
「YES!」って綺麗にシャキッと返事してしまったよ笑
うしろ振り返ったらイミグレの人がいて
「Happy Birthday」
って一言。
あの時の溢れる感動は忘れられない。
私の30歳の誕生日の思い出でした。
